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2013.5.1

ICTSFC情報サービス連携ユーザー会設立と会員募集

 

 

学術認証連携基盤「学認(GakuNin)」は、大学等の機関内に閉じていたIDおよび属性情報を大学間の共同研究や教育連携、そして商用の情報サービスへのアクセスに用いる認証・認可の基盤です。
インターネット黎明期と同じく、学術から始まった学認は、今後新たなICTサービスイノベーション創成への発展が期待されています。様々なサービスが特定のサービス事業者に依存せず、オープンな場で連携・協調できる産学の「イノベーション競創」の場が不可欠です。そこで、産学連携による「情報サービス連携コンソーシアム ICTSFC」を2010年7月に創設し、各種活動を精力的に行ってきました。活動実績の詳細については、ICTSFCホームページ( http://ictsfc.org/ )をご覧ください。
 しかし、この数年、社会や学術を取り巻く環境は大きく変わりました。社会の要請には、震災からの復興、緊急経済対策、イノベーションによる成長戦略、暮らしの安全、地域の経済活性化などがあります。学術においても、少子高齢化社会への対応や教育研究の国際化、世界に通用する人財育成などの課題に応える変革が始まっています。
 ICTSFCコンソーシアムは、ID連携基盤を用い、安心な学生生活サービスや大学と地域コミュニティとの連携サービス、ビッグデータやライフログ駆動サービスなど、産学連携による情報サービスイノベーション基盤の創成を目指します。

 

 2013年4月、TOPIC (東北学術研究インターネットコミュニティ http://www.topic.ad.jp/ )のご後援を頂き、「学認連携サービスシンポジウムin東北」を開催しました(4月23日 http://ictsfc.org/info/img/2013/04/23/tohoku.html )。東北地区の学術機関18校(49名)の参加を頂きました。シンポジウムでは、以下のような学認連携サービスの事例紹介や産学共同研究開発、学生参加型の共同実証実験、ユーザー会設立提案等をさせて頂きました。

 

(1) 学認を用いた就活サイトや緊急時における学認と他の機関のID連携の仕組み等
(2) 学認を用いた学生ライフログ活用による学生生活見守りサービス等
(3) 緊急時の個人情報保護・活用基盤 IDデータコモンズ等
(4) 自治体との連携による大学参加型のサービス開発基盤、大学との産学共同実証実験等
(5) 情報サービス連携ユーザー会の設立提案 

 

ご参加頂いた学術機関の方へのアンケート集計結果を紹介させて頂きます。

 

(1) 来場の目的:「学認参加のため」24%、「情報収集のため」81%
(2) 興味ある講演:具体的な事例、実証実験に興味が高い 35%
(3) 有益だったか:「非常に有益だった」19%「有益だった」81%
(4) 次回の参加:「ぜひ参加したい」14% 「参加を検討する」71%
(5) ユーザー会:「参加を検討する」57%、「参加しない」5%
(6) その他:「学認に参加できていない学校も参加できるのでありがたい」「学認への参加は今後の課題と考えている」「学生のライフログはこれから必要になるかもしれない」「学内の認証基盤の整備に対するアドバイスを頂きたい」

 

このようなアンケートの結果を受けて、ICTSFC情報サービス連携コンソーシアムでは、「ユーザー会」を設置することといたしました。会員募集要項・申込書については添付ファイルをご確認ください。
 
学術教育研究機関の学術情報基盤として、ID統合認証管理基盤や学内Webサービスのシングルサインオン等の新たな技術を用いた認証基盤の構築が進んでおります。そこでICTSFCは、産学連携により、学内の認証基盤を用いて地域社会との新たな情報サービスの連携、学外の商用情報サービスと連携可能な新たなWebサービスの企画開発、産学による情報連携サービス提供事業の共同企画・研究開発・協業、などの検討を行うユ-ザー会を創設致します。
本ユーザー会は、学認(http://www.gakunin.jp/) 参加校に限定せず広く、また、学術教育研究機関から、専門学校、自治体、公立図書館などの広く皆様方の参加を募集していきます。
今後、皆様方からのご意見、ご支援を頂きながら、ICTSFC企業会員と連携ユーザー会会員が連携・協力し、さらには民間商用サービス事業者と協業して事業化を図っていきます。新しい情報サービス連携については、以下のような具体例について検討します。

 

[1] 学生生活を支援する個人利用型の情報サービス連携
これまでの大学図書館や情報基盤センターの機関契約型サービスを基盤としつつ、「学生生活(入学から就職までのライフサイクル管理や学生ポートフォリオなど)を支援する個人利用型のサービス連携」。例えば、就活ポータル、資格取得ポータル、共同研究企画運営ポータルなど。

[2] 自治体・地域社会と連携した大学参加型のビッグデータ駆動情報サービス
認証基盤による入退室管理履歴、大学生協やコンビニなどの購買履歴、自治体や交通機関のライフログとの連携、親と子のID連携など。「学割と見守り・安否確認連携サービス」など。

[3] 大学参加型の地域生産情報サービス・地域消費サービスの共同開発、事業化
地域ベンチャー企業や自治体と大学との連携による新たな情報サービス産業化など。例えば、「自治体との連携による大学・学生参加型のスマートフォンアプリケーションの地産・地消型ビジネスの共同開発、事業化、実証実験」など。

[4] プライバシー情報保護活用基盤(IDデータコモンズ)
認証連携サービス開発では、個人や法人情報の保護と活用を両立させる必要があります。そこで、「時間軸(災害時など特別な場合)、空間軸(実世界における特別な場所)における自治体や大学と連携したプライバシー情報保護活用基盤の社会実装の検討」など。

皆様方の方で新規内容のご希望案等がございましたらお知らせ頂ければ幸いです。
ユーザー会は、単なる情報交換ではなく、産官学連携による新規情報サービス提供事業の企画開発や、大学参加型の情報サービス事業・協業を通して、地域知的情報産業や知識サービス産業の活性化、認証技術や認証サービス、情報サービス、アプリケーション開発者の雇用機会の開拓等に結び付けたいと考えております。

 

 ご支援、ご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。

 

ICTSFC副会長 曽根原 登(学術)・片岡 俊幸(企業)
連携ユーザー会主査 山下 克美(企業)

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